2023年西武ライオンズ ポジ振り返り①豆田泰志編
本日2023年10月3日のロッテ戦をもって西武ライオンズの全日程が終了。
監督交代、正捕手の移籍、WBCで負傷した主将の出遅れ、主砲の不祥事による離脱、嵐のような松井稼頭央ライオンズの1年目は借金12の5位で終わることとなった。
「2023西武ライオンズ ポジ振り返り」シリーズとして、来年に向けて楽しみを見つけていこうと思う。
第1弾は最終戦でプロ初セーブを挙げた豆田泰志だ。
今年7月、育成から支配下登録を勝ち取った20歳の右腕は173㎝という低身長ながら真上から腕を振り下ろす。究極に綺麗なバックスピンの効いたストレートは140キロ後半を記録する。しかしそれはスピードガン以上の体感速度で打者を振り遅れさせ、詰まらせる。
そのストレートは藤川球児の火の玉ストレートを彷彿とさせる。
また緩いカーブでカウントをとれるところも魅力的。今日の登板でもカーブでカウントを取り、自慢のストレートを詰まらせるシーンが見られた。
◆そんな豆田の成績はこちら↓
登板16試合 投球回15.1
0勝0敗 6ホールド 1セーブ
防御率:0.59 失点:1(自責1)
被打率:0.151 K/BB:1.71 WHIP0.98
支配下1年目の数字としては圧巻だ。来年は空振りをとれるスプリット系のボールの精度に磨きをかけ、K/BBの指標を上げクローザーを狙ってほしい。
なんといってもまだ20歳。投げっぷりのいい豆ちゃんの来シーズンに注目だ。